国内男子ツアー最終戦 名物ホールに「究極の難易度」を求める声
【ゴルフ日本シリーズJTカップ】
プロ6年目の金子駆大(23)が賞金王を決めた。
例年、このツアー最終戦で賞金王や優勝争いを盛り上げるのは、最終日の上がり2ホールだ。今年の17番パー5は535ヤード、18番パー3は224ヤード。17番の平均スコアは4.467と18ホールで最もやさしく、30人中ダブルボギー2人の18番は3.500で最難関。17番でイーグルやバーディーを取らせ、18番で選手を苦しめるのが大会のシナリオだ。
今年は小木曽喬(28)ら3人が、通算8アンダーで首位から発進。1打差でレフティーの細野勇策(22)が追う展開。16番まで小木曽に3打ビハインドだった細野が17番のイーグルで12アンダーとし、1打差に迫ってギャラリーを沸かせた。最終組の小木曽もここでバーディーを奪い2打差で最終ホールへ。1組前の細野が右バンカーに入れてボギーとし、小木曽と3打差になったところで勝負は決まったが、小木曽も第1打をグリーン右のラフへ外してボギー。冴えない優勝となった。
今年は例年よりグリーンが硬くて速く、特に奥へ向かって上り傾斜の強い名物の18番のグリーンは右手前のラフも深くてなって選手を苦しめたが、「どうせなら名物ホールの難易度をもっと上げたらどうか」という声がある。


















