若虎活躍の一方…阪神12年ぶりVは“12億円カルテット”次第

公開日: 更新日:

 阪神の連勝が4で止まった。

 6勝目を目指した先発メッセンジャー(35)は、8回7安打2失点の好投も、打線は1点しか取れず今季初黒星を喫した。この日は糸井(35)、鳥谷(35)がヒットなし。スタメンを外れた福留(40)は最終回に代打で登場したが中飛に倒れた。

 阪神の打撃成績を見ると、打率トップ3(140打席以上)は、鳥谷、糸井、福留。打点の上位3人も糸井、福留、鳥谷が占め、本塁打は糸井、福留、中谷が最多タイの5本で並ぶ。

 エースのメッセはハーラートップタイの5勝を挙げ、今季も安定感は抜群だが、この4人はそもそも働いて当たり前の選手たちだ。何しろもらっている給料の額が若手とは違う。鳥谷4億円、メッセ3.5億円、糸井2.8億円、福留2.3億円。球団はこの4人だけで12.6億円も払っているのだ。

 一方、金本監督が目をかける中谷、高山、北條、原口の年俸合計は9600万円。最も高額な高山でも4400万円でしかない。

 前日までの4連勝がスタートしたのは、12日のDeNA戦から。その試合はメッセが7回1失点に抑え、打線は鳥谷の適時二塁打で先制し、八回には福留と鳥谷のソロ弾でリードを広げた。糸井も16日の試合でダメ押しの2ランを放ち、秋山の完投勝利を助けた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  4. 9

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  5. 10

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ