中谷ついに打撃開眼 若虎台頭で金本“超変革”の成果発揮

公開日: 更新日:

 今年一番の成長株だろう。

 阪神の高卒7年目・中谷将大(24)が16日の中日戦で5号3ランを放ち、勝利に貢献した。4月28日に今季1号を打ってから、約半月で5本のアーチを量産。自己最多本塁打を更新した中谷は「(本塁打は)完璧でした。目標は2ケタ本塁打なんで、慢心せずにやっていきたい」と笑顔。金本監督も「大きなファウルの打ち直しになったけど、彼らしい奇麗な本塁打でした」とホメたたえた。

 この日はプロ8年目の秋山がチーム初となる完投勝利を挙げ、ドラフト5位新人の糸原(JX-ENEOS)も3打点。昨季は控えに甘んじていた梅野が秋山を好リードし、正捕手への階段を上りつつある。一方で、1番左翼でスタメン出場した2年目の高山が5タコに終わり、中谷と一塁の定位置を争う原口や、遊撃のレギュラーを狙う北條はスタメンから外れ、出場機会がなかった。

■若手育成に存在意義

 就任1年目の昨季は「超変革」のチームスローガンを掲げ、フレッシュな選手たちを積極的に起用することで、停滞、閉塞するチームを改革しようとした。中谷を筆頭に高山、原口、北條たちは「改革の象徴」だった。金本監督が期待を寄せる他の「チルドレン」がイマイチ伸び悩んでいるなかで、中谷がここまで打率.301、5本塁打、10打点と結果を残しているのは、指揮官にとってはうれしい限りだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手