鹿取GMの初仕事か “打てる外野手”ソフトB長谷川をG狙う

公開日: 更新日:

 電撃交代劇により13日に就任した巨人の鹿取義隆新GM(60)の“初仕事”に注目が集まっている。15日には「まだ現状把握(の段階)」と話していたが、今後のチーム編成がどうなるのか、コーチの配置転換などのテコ入れがあるのか、選手も首脳陣も興味津々だ。球界関係者がこう言う。

「前GMは春先から外国人のクルーズを交換要員にして、主力級の大型トレードを狙っていた。勝利の方程式を担えるような救援投手を探していたが、現場からは大型連敗後にやっぱり打者が足りないと、そんな声が上がったようです。仮にクルーズを交換要員にしても、今季年俸2億4000万円は相手球団が引き継がないといけない。高過ぎる年俸がネックになる上、二軍で打っても一軍では打率.156。たったの9試合で抹消された。もう交換要員にはなりにくいかもしれません」

 そんな巨人が垂涎の的にしている「大物」が15日まで戦ったソフトバンクにいるという。

「13年に首位打者と最多安打を獲得した長谷川勇が、今は代打に甘んじている。売り出し中の高卒4年目・上林に取って代わられた格好。年俸2億円の3年契約2年目ながら、打てる外野手を狙う巨人は、この条件を引き取ってでも欲しい選手です。ソフトバンクは12球団一の戦力と巨人も認めている。12年にトレードで巨人に移籍した立岡が、一時期レギュラーをつかむなど、質の高さは折り紙つき。ソフトバンクの王会長との間で“友情トレード”が実現する可能性は十分あります」(前出の球界関係者)

 ソフトバンクには王会長がいる。巨人が王監督だった時代、絶対的リリーフ投手として馬車馬のように投げまくったのが鹿取GMだった。初仕事は何か、けだし見ものである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?