復帰初戦で被弾 マーリンズ田沢「守護神」昇格へ前途多難

公開日: 更新日:

 日本人セットアッパーが戦列に復帰した。

 マーリンズは22日(日本時間23日)、脇腹を痛めて故障者リスト(DL)入りしていた田沢純一(31)の出場登録を発表。田沢は同日のカブス戦でベンチ入り。さっそく地元でのカブス戦に、5点ビハインドの6回から3番手として登板すると、2ランを浴び、1回1安打2失点だった。マーリンズは1─11で敗戦した。

 今季の田沢は故障の影響もあって開幕から投球フォームを崩し、16試合に登板して1勝1敗、防御率6.60で不調だった。5月17日にDL入りし、マイナーでは5試合に調整登板した。

 この日の試合前に会見した田沢はフォーム修正が進んでいることを明かし「引き続きしっかり調整し、しっかりボールに力が伝わるようにしていく」と話した。

 マーリンズでは救援右腕のジーグラーが腰痛でDL入り。マッティングリー監督によれば、手薄な救援陣の穴埋めに田沢を予定よりも早く復帰させたという。

 指揮官は「しばらくは試合の浅い段階で投げさせていくつもり」と起用法を明かしたが、田沢はレッドソックス時代にクローザーを務めている。今後は守護神に昇格する可能性もあるが、前途多難の再スタートとなった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも