二軍戦に登板の日ハム大谷 球宴明けにも「二刀流復帰」か
栗山監督はこの日の試合前、囲まれた報道陣に対して、「少なくともブルペンで155キロ以上は出ていた」と話したのは、あながちホラでもなさそうなのだ。
最初は先発して1~2回、次は3回、その次は5回……今後は徐々に投球回数を増やしていくことになる。
■5位低迷は調整に追い風
中5~6日で二軍戦などの実戦登板を重ねていくと、一軍の先発デビューは球宴明けの7月18~20日、函館と札幌ドームで行われる対楽天3連戦あたりか。
二軍で投手の試運転をしても、登録を抹消されるわけではないから、登板間は代打やDHとして野手の調整が可能。つまり球宴明けには二刀流が復活することになる。
チームが29日現在、首位楽天から18ゲーム差の5位と低迷していることも二刀流調整には追い風だ。
昨シーズン、大谷が2カ月近く先発から遠ざかったのは投手として不調だったというより、打線から外せなかったことが大きい。3番DHとして打率・322、22本塁打と打ちまくったから結果として逆転優勝した。つまり昨年はファームで調整登板させたくてもできなかったのだ。