日ハム4割打者・近藤 ヘルニア手術で今季絶望のダメージ

公開日: 更新日:

 開幕から4割をマークしていた日本ハム近藤健介(23)が26日、椎間板ヘルニアの手術を受けることになった。

 28日に徳島県内の病院で脊椎内視鏡手術を行うという。

「シーズン中にチームを離れることは申し訳ないし、残念な思いもある。手術後は一日も早く元気な姿を見せられるようリハビリに励むつもりです」とは本人だが、今季中の復帰はほぼ絶望的だ。

 もともと捕手で、投手以外、すべてのポジションをこなすユーティリティープレーヤー。試合に出られるならばどこでも守らせてほしいというタイプだから、首脳陣は重宝する。

 今季はケガで離脱中の大谷に代わってDHが多かったが、キャンプ中は二塁も練習。二遊間を守る石井や中島や田中賢らに刺激を与えるだけでなく、他のポジションの選手にも緊張感を植え付けている。

 なにしろ4割打者。どの選手もウカウカしていたらポジションを取られると目の色を変えざるを得ない。

 試合後の居残り特打を欠かさず、後輩たちの面倒見もいい。ルーキーの石井は頻繁に、食事に連れていってもらうクチ。グラウンド内外で欠かせない存在だ。

 26日現在、チームは首位楽天とは16ゲーム差の5位。CS進出圏内の3位西武とも9・5ゲーム差ある。復帰した大谷はまだ全力疾走すらできないし、昨年の日本一チームも万事休すか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 3

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  1. 6

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 7

    小野田紀美経済安保相の地元を週刊新潮が嗅ぎ回ったのは至極当然のこと

  3. 8

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 9

    「しんぶん赤旗」と橋下徹氏がタッグを組んだ“維新叩き”に自民党が喜ぶ構図

  5. 10

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み