錦織ウィンブルドン3回戦へ 因縁の相手に苦戦もリベンジ

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 錦織圭(27=世界ランク9位)が5日、対戦したセルジー・スタホフスキー(31=ウクライナ=同122位)とは因縁があった。

「リベンジしたい」

 錦織は対戦を前にこう言った。スタホフスキーとは過去2回対戦して0勝2敗。2013年のウィンブルドンでフェデラーを破る番狂わせを演じた“大物食い”に対し、自身の借りを返したいと言ったわけではない。

 今回のウィンブルドンの予選で、親しい伊藤竜馬(29)がこのスタホフスキーに逆転負けで本戦への切符を逃した。その試合で、スタホフスキーは審判にクレームをつけまくり。伊藤はそれによって完全にリズムを崩されただけに、錦織はそのリベンジをしたいと言ったのだ。スタホフスキーはサーブ・アンド・ボレーが武器のくせもので、審判に文句をつけまくることで知られるツアーの嫌われ者でもある。

 錦織は、そのスタホフスキーをセットカウント3―1で下し、2年連続3回戦進出を決めた。

 次戦は第18シードのロベルト・バウティスタ(29=スペイン)と対戦する。

▽錦織のコメント
「タフな試合だった。最後はギリギリ4セット目を取れて良かった。(3回戦は)相手のストロークがしっかりしているから、長いラリーになると思う」

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