海外若手が急伸 故障続きの錦織を脅かす下からの突き上げ

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 若くてもすぐにタイトルを手にする者もいる。

 錦織圭(27)が3回戦で姿を消したテニスのイタリア国際男子シングルス決勝は、第16シードのアレクサンダー・ズベレフ(20=ドイツ)が、第2シードのジョコビッチ(30)をストレートで破り、マスターズ大会初優勝。世界ランクは17位から10位に浮上した。

 ズベレフは198センチの長身から繰り出す高速サーブと強烈なフォアが武器。甘いマスクで女性ファンも多い。昨年9月にワウリンカを下してツアー初優勝。19歳だった今年1月の全豪では3回戦で第9シードのナダルと対戦。第1セットを奪うなど4時間5分の激闘の末に敗れたものの、急成長を印象付けた。

 対照的なのが世界ランク9位の錦織だ。第7シードで臨んだイタリア国際は3回戦で、同34位のフアンマルティン・デルポトロ(28=アルゼンチン)にストレートで負けた。

 28日開幕の全仏を前に、クレーでの試合勘が戻っていないと、急きょ、ワイルドカードで今週のジュネーブ・オープンに出場。23日(日本時間24日)の初戦(2回戦)は世界ランク88位のミハイル・ククシュキン(29=カザフスタン)にセットカウント2-0でストレート勝ち。準々決勝進出を決めた。

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