マリナーズ岩隈が右肩再生治療 来季契約自動更新は絶望的

公開日: 更新日:

 ベテラン右腕は今季で見納めか。

 右肩の炎症で故障者リスト(DL)入りしているマリナーズ・岩隈久志(36)が患部に再び違和感を訴えて再生療法であるPRPと、痛み止めの一種であるコルチゾン注射を受けた。5日付の地元紙「シアトル・タイムズ」(電子版)によれば、岩隈がチームドクターによる治療を受けたのは今月の3日。岩隈は地元メディアの取材に「症状は深刻ではないので、それほど時間はかからないと思う」と話しているが、PRP療法は復帰までに最短でも6週間。ベテラン右腕が戦列に戻るのは早くても8月14日になる。順調にリハビリ、調整登板をこなして最短で復帰できたとしても来季の残留は絶望的だ。

 岩隈は2015年オフに一度はドジャースと合意しながらメディカルチェックで異常が見つかり破談。その後、マリナーズと3年総額4750万ドル(約54億円)で再契約したが、3年目の18年は球団に選択権のあるオプション。16年から17年の2年間で計324投球回に達すれば、年俸1500万ドル(約17億円)で自動的に契約を更新される。岩隈の投球回数は昨季(199)と合わせて現時点で230。残り94イニングが必要になる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態