楽天の守護神・松井裕の連戦対策は「脱力系ストレート」

公開日: 更新日:

「九回の男」がきっちり締めた。

 12日のソフトバンク戦に登板した守護神の楽天松井裕樹(21)。九回、この回先頭の柳田にヒットを打たれるも、後続を断ち切ってソフトバンクのサファテに並ぶ27セーブ目を挙げた。27セーブは両リーグを通じてトップ。球団初の「3年連続30セーブ」まであと3に迫った。

 楽天は前半戦終了時点で、リーグで最も消化した試合数が少ない。球宴開けには過酷な連戦地獄が待ち受けている。連戦が続けば、おのずと松井裕の出番も増える。本人は「何試合か雨で流れてくれたら……」と苦笑いする一方で、夏を乗り越える秘策を進めていた。

「連戦も続く中で投げ抜くために、今は球数を減らすことをテーマに取り組んでいる」(松井裕)

 守護神といえば、1イニングを全力でいくというイメージが強く、実際にそういった気持ちで臨む投手も多い。が、松井は先を見越して「省エネ投法」に着手。しかも、抑えというチームの勝敗がかかった緊張感のある試合でテストを繰り返していたという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは