激戦区の福岡を突破 東筑・青野監督に聞く“進学校の野球”

公開日: 更新日:

「うちは『勉強重視』というより『勉強の学校』ですからね。今は『完全下校』というのがあって、20時までには学校を出て帰りなさいというルールが、ここ6年くらいの間にできたのです。それまでもあったけど、そんなにやかましくなかった。今は厳しくなりましたから。月曜と金曜はグラウンドを全部使えるけど、火曜と木曜は使えるのは内野だけなので、どこか外で練習できる球場を見つけてやります。水曜は18時からバッティングができるけど、できないときは内野を使って守備練習やトレーニングを工夫しながらですね」

 ――試合は一日順延。練習場所の確保がなかなか難しいと。

「もし、練習場所がなかったら自習にしようか。一日やっただけで、何か(劇的に)変わるわけじゃない。体を動かさないのが不安なだけで、旅館の近くに公園があったからそこでもいいかなと」

 ――大阪に来ても勉強の時間は取っているのですか?

「あえて時間を区切ってやらせることはしていないけど、勝手にやってるみたい。2年生は夏の課題、3年生は受験勉強をしていますよ。(宿舎が)同じ旅館の早稲田佐賀さんは、勉強の時間を2時間くらい取っているらしいです。シーンとして素晴らしいなと思って。うちは自由に、自己責任と思ってそういうことはしていない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?