夏の甲子園完全予想 初戦で「散る高校」と「残る高校」

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 第99回全国高校野球が7日に開幕する。センバツ優勝の大阪桐蔭、昨夏Vの作新学院、3季連続4強の秀岳館、注目の清宮幸太郎擁する早実を下した東海大菅生など、実力校が揃った今大会の初戦24試合を占った。

■第1日(7日)
 第1試合は県立進学校ながら、春の近畿大会で大阪桐蔭と1点差の接戦を演じた彦根東が波佐見との開幕戦に勝つ。第2試合はチーム打率・400の強力打線を誇る済美が東筑を下す。第3試合はU―18候補の右横手エース久保田を擁する藤枝明誠が津田学園との初出場対決を制す。

■第2日(8日)
 第1試合は昨夏の甲子園を制した作新学院と盛岡大付の好カード。スポーツライターの美山和也氏がこう見る。

「3季連続出場で昨夏2勝、今春8強の盛岡大付が、試合巧者の作新学院を破るとみています。高校通算60本塁打の植田を中心としたチーム打率・395の打線は破壊力がある。投手は平松、三浦瑞の2枚看板がしっかりしている。東北福祉大出身の関口監督は、花咲徳栄の岩井監督、健大高崎の青柳監督など、同大学のOBが率いる学校と休み期間中に母校のグラウンドに集まり、合同合宿を行っています。全国制覇を狙う強豪校と常に切磋琢磨しているため、作新学院が相手でも臆せず戦えます。現に3年前の夏、初戦で優勝候補の東海大相模を下しています」

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