捕手小林に「代打宇佐美」は巨人由伸監督からの最後通告

公開日: 更新日:

 巨人高橋由伸監督(42)がカンフル剤を打った。9日の阪神戦、2点を追う五回2死一、二塁で小林誠司(28)に代わり、同じ捕手の宇佐見真吾(24)を代打で起用。宇佐見は前日に代打でプロ初安打を放ったばかりの大卒2年目で、この日も右前打で好機を広げたものの、小林はショックだったろう。

 宇佐見はそのまま守備に就き、プロ初マスクをかぶった。この日、テレビ解説した野村謙二郎氏は「ここで代打を出すならスタメンで使えばいいんですけど」と話したが、言われるまでもなく、小林から先発マスクの座を奪う可能性が出てきた。

「リード面などいろいろ言いたいことはあっても、由伸監督ら首脳陣は、なんといっても小林の打率.201という打撃が不満。捕手に捕手の代打というのは、『打たなきゃ代えるぞ』という強いメッセージです」(チーム関係者)

 これまで、小林のほかには、41歳の相川、36歳の実松といったベテラン捕手しか控えていなかった。そこに、このカードから若手有望株が加わった。

 宇佐見は今春のキャンプを一軍でスタート。WBCに出場した小林が不在の中、オープン戦14試合で打率.143、4打点。オープン戦最終戦後に二軍落ちを通告され、直後に右手を骨折していた。一度チャンスを逃せば、しばらく再起の機会は訪れないのが巨人。が、捕手の場合は話が別だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情