完全復活イ・ボミ 9カ月ぶりVまでの険しかった道のり

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【CATレディース 最終日】

 イ・ボミ(29)がやっと勝った。昨年11月の伊藤園レディス以来、9カ月ぶりツアー通算21勝目を大会連覇で遂げた。

 8アンダー首位タイ発進の最終日は、同組の1打差3位発進の大山志保(40)が1番から3連続バーディーを決めて首位の座を一時明け渡した。

「志保さんがスコアを一番伸ばしてくる」とにらんでいたボミは焦らずにパーセーブを続け、6番パー4で残り140ヤードを8Iで2メートルにつけて初バーディー。すると、7番1メートル、8番2メートル、9番1・5メートルとショットがピンに絡み、4連続バーディーの猛チャージを見せた。通算12アンダーに伸ばして再び首位に立つと、後半9ホールはパープレーで逃げ切った。

「4連続バーディーは信じられないぐらいショットもパットもよかった。(この優勝で)私のゴルフがリセットしたなと思う日でした」(ボミ)

 2年連続賞金女王のボミは2015年7勝、16年5勝と勢いがあったが今季はこれまで未勝利だった。ここ3シーズンは予選落ちゼロと安定した成績を残していたが、今年は予選落ち3度。「ゴルフが難しいと思うことが多かった」と悩んでいた。

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