日馬富士が「待った」のタップ…結びの一番で起きた珍事

公開日:

 ファンも報道陣も、何より当事者たちが最も困惑していた。

 3日目の結びの一番で、波乱とは呼びにくい、不可思議な現象が起きた。向かい合うのは横綱日馬富士と、平幕の琴奨菊。「はっけよい……残った!」の合図とともに一人横綱が仕掛けた――と、思いきや、なぜか日馬富士は組んだ直後に「待った、待った」と言わんばかりに琴奨菊の肩をタップしたのだ。

 ところが、行司は止めず、審判も動かず。日馬富士は力なく寄り切られ、今場所初黒星。勝負が決まった後も不満げに右手を挙げて「待った」をアピールする横綱に、観客も困惑することしきりだった。

 日馬富士にすれば、呼吸が合わず、自分が「つっかけてしまった」と思い込み、立ち合い不成立になると判断したのだろう。しかし、ちょうどそのタイミングで琴奨菊も立ち上がったものだから行司も立ち合いを成立させてしまった。

 確かに琴奨菊は手つきが遅く、実際、ほとんど手をつかずに立ち上がった。日馬富士も勝手な思い込みで力を抜いたのは、油断以外の何物でもない。ちなみに長らく大関を張っていた琴奨菊にとって、これが自身初金星。もっとも、こんな形じゃ素直に喜べないだろうけど。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のスポーツ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  2. 2

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  3. 3

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  4. 4

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  5. 5

    19歳ガングロで起業し注目「ギャル社長」藤田志穂さんは今

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    OBも疑心暗鬼 巨人・由伸監督“続投示唆”から急失速のナゾ

  8. 8

    赤っ恥最下位で阪神OBが提言「大山を4番三塁に固定して」

  9. 9

    手当削減で高給に陰り…セールスポイント失った銀行の惨状

  10. 10

    女が嫌いな女3位 伊藤綾子が暗示する“におわせメッセージ”

もっと見る