著者のコラム一覧

琴欧洲勝紀大相撲元大関

本名は安藤カロヤン。帰化前の本名はカロヤン・ステファノフ・マハリャノフ。１９８３年２月、旧ブルガリア人民共和国出身。佐渡ケ嶽部屋に入門し、２００４年９月場所で新入幕。０６年１月場所から大関に昇進し、０８年５月場所で初優勝を果たした。１４年に引退した後は佐渡ケ嶽部屋の部屋付親方を務めていた。幕内通算４６６勝３２２敗６３休。大関在位４７場所は歴代４位。現役時代は２０２センチ、１５７キロの巨躯で、右四つ、上手投げを得意とした。

琴欧洲の「新米親方」奮闘記

「なんで日本でつらい思いを…」と考えることもあった

公開日：2017/09/15 17:00　更新日：2017/09/15 17:00

鳴戸親方（Ｃ）日刊ゲンダイ

　入門から２年足らずで十両というスピード昇進。しかし、そこに至るまでは人には言えない苦悩があった。

　鳴戸親方は当時を「ストイックにならないと、自分の心がもたなかった」と、振り返る。

「私は大学を２年で中退していますからね。よく思いましたよ。『今頃、友人たちは大学で楽…

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り976文字／全文1,117文字)