「私が大学に行けなかったから娘は絶対…」中学受験の現役講師が見た、子どもに“自分の人生”をやり直させる親
中学受験の世界に25年身を置いていると、子どもの学力よりも、親の「心の内側」を見せつけられる瞬間が何度もあります。今回書くのは、ある母親の言葉から始まる話です。
その子は小学4年生の女の子でした。入塾の面談で、母親は少し前のめりにこう言いました。
「私は家の事情で大学に行けなかったんです。だから娘には絶対に、同じ思いをさせたくない」
悪い親御さんではありません。むしろ熱心で、わが子の将来を真剣に考えている。ただ、その熱の出どころが、お子さんの「やりたい」ではなく、母親自身の「やれなかった」にあることが少し気がかりでした。
「私があのとき諦めなければ」「この子には私の分まで」……学年が上がるにつれて、面談で語られるのは母親の後悔ばかりになっていきました。
ところが当のお子さんは、実にマイペースでした。模試の結果に一喜一憂するでもなく、好きな本を読み、友達と笑い、宿題は気の向いたときに手をつける。その屈託のなさが、かえって母親を追い詰めていきました。
■関連記事
■関連キーワード
-
日本の皇族存続への危機と「愛子天皇待望論」 皇室典範改正で旧宮家の男性が「養子」に…受け入れ可能な4宮家が抱える難題とは
-
クラフトウイスキーを飲む旅に出る 【富山・三郎丸蒸留所】ウイスキー造りを五感で体験 樽工房を一般に公開している希少な蒸留所
-
パブ&ビアバー 珠玉の一杯をじっくり味わう ビアライゼ'98(東京・新橋)「ビールメーカーが生みの親なら、注ぎ手は育ての親。最後に一杯を完成させるんです」
-
風を感じてビールをグビッ! 最高にうまい外飲みが楽しめる3軒 サカナヤマルカマ(神奈川・鎌倉)刺身と総菜で一杯…魚屋の角打ちはもはや料理屋レベル
-
注目の人 直撃インタビュー 相次ぐ情報漏洩…サイバー攻撃は誰が何の目的でやっているのか? セキュリティーの専門家に聞いた
-
ウイスキー初心者へ おいしい一杯に出合う方法教えます「Bar Tenderly」の宮崎オーナー「最初から氷と合わせるともったいない」
-
世界一の店も取材 ブルワリーで飲んで食べる東西4軒 「MacKenDy」(神奈川・辻堂)年間王者は200リットル級 飲んべえが集うブルーパブ


















