松山英樹PO低迷はエースドライバー“フェース割れ”原因か

公開日: 更新日:

【ツアー選手権 2日目】

 5オーバー29位発進から巻き返しを狙った松山英樹(25)。大会2日目は4バーディー、2ボギーの68で回り、通算3オーバーに戻し26位に浮上した。

 プレーオフに入ってから成績が低迷しているが、第3戦のBMW選手権前にエースドライバーのフェースが割れるというアクシデントに見舞われていた。昨年10月から使い、米ツアー3勝を挙げたキャロウェイ社のグレートビッグバーサだ。すでに予備ヘッドを装着したが、初日にフェアウエーをとらえたのは3ホールだけで、右にも左にも曲げた。

「不振理由はドライバーにあるかもしれません」と指摘するのはクラブデザイナー・高橋治氏だ。

「ヘッドスピードが55メートル近い松山が使い続けたら金属疲労でフェースが割れてしまうのは仕方ないことです。ただスペアヘッドの重心位置、重量、ロフト、ライ角が同じであっても、鋳造や溶接といった製造工程での誤差があり、全く同じに見えても個体差があります。それまでのヘッドより余計にフェースやクラウンがたわめば、ボールとのコンタクト時間は長くなり左に出る。逆にたわみが少なければ、つかまりが悪くなって右に出てしまう。ヘッドスピード40メートル前後のアマチュアなら許容範囲ですが、50メートルを超す松山になると曲がりはそれだけ大きくなる。ヘッドを替えたことで、このスイングをすれば、このボールが出るという信頼感がなくなり、どこに飛び出すのかわからず苦労しているのではないでしょうか」

 ティーショットの大苦戦は、松山の活躍を支えてきたエースドライバーを失ったことが大きいということか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    【全英女子OP】日本勢好調のウラで渋野日向子は予選落ち濃厚…「当然の結果」と専門家の厳しい指摘も

  2. 2

    ツアーで死人が出る前に「酷暑対策」を講じるべきだ…アマチュアで死亡事案発生、一刻の猶予もない

  3. 3

    佐久間朱莉が2度目の全英出場で目論む“年間女王”への地ならし 稼げるポイントは国内3日間大会の4倍

  4. 4

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  5. 5

    “鉄人”小祝さくらに異変…首位タイ発進からまさかの途中棄権、次週の全英女子は「なんとかできたら」

  1. 6

    渡邉彩香がホステスプロの重圧はね返す恩返しV! 渋野日向子は31日開幕の全英で見せ場作れるか

  2. 7

    渋野日向子が全英前哨戦の大事な初日に久々バーディー連発!“本番”に弾みを付けられるか

  3. 8

    女子プロの新たな勢力図はどうなるのか…トップ4人が消えてV複数回たった1人の混戦模様

  4. 9

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  5. 10

    渋野日向子ミス連発の自滅ゴルフでギリギリ予選通過…「すごくショック。修正できなかった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃