ケガを抱えても無理を 清宮の強メンタルがプロではアダに

公開日: 更新日:

 清宮幸太郎は早実時代、試合をほとんど休まなかった。

 3年間の公式戦は計70試合、練習試合を含めて198試合を行い、欠場はたったの2試合。ほぼ全試合を、「古傷」を抱えながらプレーし続けた。

 投手だった小学時代に右肩を痛め、中2の冬には腰を疲労骨折したこともある。

 1年夏の甲子園、九国大付戦の第1打席で、胸元の厳しい球を打った衝撃で左手親指を骨折。それでも直後に行われたU18、国体は強行出場し、そのU18では左膝も痛めた。

 高2のときはかつて痛めた右肩痛が再発したこともあり、センターへのコンバートを断念。古傷が多い分、清宮はしばしば治療院に通うなど体のケアにも時間を割いた。

■「テーピングで大丈夫」

 その一方で、多少のケガをモノともしないメンタリティーがある。

 中学時代に腰の骨を折った際、腰の別の箇所に骨折痕が見つかった。医師は自然治癒していると診断したという。骨折に気づかぬまま野球を続けていたことになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし