あるか45歳イチローの移籍先…メジャー通は厳しい見通し

公開日: 更新日:

 ベテラン外野手の移籍先が決まらない。

 今オフ、マーリンズから再契約を見送られたイチロー(44)。代理人を務めるジョン・ボッグス氏は「(マーリンズを除く)29球団と連絡を取っている」と話していたが、進展した気配はない。

 メジャー最年長野手としてプレーした今季は136試合に出場して打率2割5分5厘、3本塁打、20打点、1盗塁。来年45歳の力の衰えが著しいベテランを獲得する球団はあるのか。

「年齢的にメジャー契約を交わすのは厳しいでしょう。ベテランはマイナー契約で、招待選手としてキャンプに参加し、オープン戦で結果を残せなければ契約解除というケースが大半。日本球界復帰がなければ、イチローは来春のキャンプで開幕ロースター入りを目指すことになりそうです」(スポーツライター・友成那智氏)

 とはいえ、メジャーでは若手の教育係や見本としてベテランを積極的に迎える球団も中にはある。

「メジャー契約を提示する球団があるとすれば、アスレチックスとフィリーズあたりでしょうか。アスレチックスは毎年、実績のあるベテランを1人は獲得して若手の面倒を見させています。フィリーズは外野陣が若手ばかりで、経験豊富なイチローは最適な存在です。年俸100万ドル(約1億1200万円)に打席数などに応じた出来高が付く契約ならあり得ます」(友成氏)

 FA市場は通常、ダルビッシュのような大物選手から移籍先が決まる。実績が乏しい選手やベテランは後回しになるため、イチローの新天地が決まるのは、2月のキャンプイン直前までズレ込む可能性もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  3. 8

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃