大台選手倍増も DeNA“暖冬”更改のシワ寄せに泣く社員たち

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「来年も頑張るモチベーションになった」

 25日、契約更改に臨んだDeNAの山崎康晃(25)が笑顔を見せた。今季リーグ最多タイの68試合に登板。7000万円アップの1億5000万円でサインした。

 これでDeNA全選手の契約交渉が終了。“超暖冬”更改となった。3位からのCS突破と日本シリーズ進出が評価された形だが、フロント幹部の脳裏にはアノ不名誉な数字が焼き付いている。

 DeNAのチーム年俸は今季まで5年連続で12球団最下位(15億8622万円=日本人選手のみ)。選手会のアンケートでは契約更改に関する満足度も最下位だったことが週刊誌に暴露されたのが影響したのか、今オフは大盤振る舞いで、1億円超の大台突破も2人から4人に増えた。

 計算すると、来季の日本人選手総年俸は20億9905万円。前回の15億8622万円と比べて5億円以上も「昇給」した。久保康友ら今オフ退団した選手の年俸を引いても2億円以上のベースアップ。「最下位」脱出は確実となった。その一方で、ある球団関係者はこう漏らす。

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