日ハム清宮「開幕一塁」構想で中田翔に左翼コンバート案

ラグビーのキックの真似をする清宮（Ｃ）日刊ゲンダイ

「複数のポジションを守ることができれば、出場機会も増えるし、将来にとってもプラス。ただ、今の清宮に関していえば一塁以外のポジションでさまざまな動きを体感することは、打撃にプラスになるという意味合いが強いと思う。清宮は右肩に古傷を抱え、三塁や外野のように長い距離の送球を安定させるためには、いまのような体重が乗らないスローイングでは厳しいと首脳陣はみている。外野や三塁は徐々に練習に限定され、実戦は当面、一塁か指名打者になるでしょう」

　そうなると問題が浮上する。一塁には今季から主将を務める中田がいるからだ。

■清宮を「中田の後釜」にする

　中田は新たにチームメートになった清宮について「一塁手でかぶっている。あれだけ有名な選手。ちょっと必死にならないといけない」と言っていた。どこまで本気かは定かじゃないが、１５年から２年連続でゴールデングラブ賞を獲得し、昨年のＷＢＣでも守った一塁へのこだわりは当然あるはずだ。

「それでも首脳陣はキャンプ、オープン戦を通じて中田を左翼にコンバートする可能性が高い」とは別のＯＢ。