日ハム清宮「開幕一塁」構想で中田翔に左翼コンバート案

公開日: 更新日:

 17日、米アリゾナの一軍キャンプ帯同が発表された日本ハム清宮幸太郎(18)。球団の高卒新人の一軍スタートは、2008年の中田翔以来、実に10年ぶり。さるOBによれば「清宮の一軍発進は異例」だという。

「新人は高卒、大卒、社会人出身を問わず、原則、二軍スタート。早い時期に使えるメドが立った選手でも、5月か6月にデビューすればよいというスタンスです。自主トレやキャンプでオーバーワークになり、故障することを恐れている。なので自主トレのメニューも他球団と比べて軽い。首脳陣がやり過ぎと判断すれば、ブレーキを踏むこともあります」

 同じく高卒でドラフト1位のダルビッシュや大谷翔平ですら、1年目のキャンプは二軍スタートだった。自主トレ初日から連日、居残りで練習する清宮に対し、だれもブレーキを踏まない点も含めて「異例」には違いない。

■大谷ロスの痛手は攻撃陣

「清宮にはいきなり戦力になってもらう必要がある」と、このOB氏がこう続ける。

「オフに二刀流の大谷がメジャー移籍。首脳陣は投手陣より攻撃陣で大きな痛手だと受け止めている。昨年2ケタ本塁打を放ったのは32本のレアード(30)、16本の中田(28)、15本の大田(27)の3人だけ。オフに22歳でメジャーデビューしたオズワルド・アルシア(26)という左の大砲候補を獲得したのも、守る場所が限定されている近藤を捕手で起用するプランがあるのも、打線強化のため。中田と新外国人だけでなく、清宮も使いたい。高卒新人だろうと、可能性のある清宮は使わざるを得ないのが実情なのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」