次期監督候補に? 中日入り松坂大輔に名古屋が寄せる期待

公開日: 更新日:

 前ソフトバンク松坂大輔(37)が23日、ナゴヤ球場で中日の入団テストを受け、即合格が決まった。

 森繁和監督(63)や投手コーチが見守る中、ブルペンで捕手を立たせ、スライダーなどの変化球を交えて22球。30分ほどで終了した。その後、1年契約で年俸は推定1500万円プラス出来高払いの契約を結んだ。

 松坂は「まずは第1段階をクリアしてホッとしている。早くチームに溶け込めるよう、名古屋の街になじめるようにやっていきたい」と笑顔。春季キャンプ一軍スタートを明言した森監督は「やり尽くすまでここでやってみればいい。松坂世代と言われ、後ろ姿を追いかけてきた若い連中に全部見せて、後ろ姿でいろんなものを教えて欲しい」とした上で、「ここで辞めるというのか、まだやりますというのかは分からないが、そういう道を私がつくってもいいのかなと感じた」と最後の花道の意味合いもあると説明した。

 怪物の入団を受け、地元・名古屋では早くも気の早いウワサが飛び交い始めている。中日関係者がこう明かす。

「森監督は複数年契約ながら1年ごとに更新する形。自ら『つなぎ』と言うだけに、来オフにも勃発する次期監督争いに松坂が殴り込みをかけるかもしれない。候補は生え抜きで立浪、山本昌、井上、中日出身でいえば山崎武司ら。松坂同様、辞める場所を提供されて現役最後に巨人から移籍した小笠原は現在、二軍監督で、一軍監督候補でもあるが……」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変