昨季は中日で主張…巨人はゲレーロの“有休申請”に要注意

公開日: 更新日:

 今季から巨人に加入するアレックス・ゲレーロ(31)が、28日に来日。都内のホテルで入団会見に臨んだ。

 中日時代の昨季は35発でセ・リーグの本塁打王を獲得した。新外国人投手のテイラー・ヤングマン(28)と行った会見では、「去年の経験を生かして今年は巨人のためにベストを尽くしたい。2年連続ホームラン王という言葉の響きはいいけど、まずは健康な体を維持して毎試合に出られれば結果はついてくる」と自信タップリ。同席した鹿取GMも「ホームランバッターで悪い流れを一振りで変えられる。中日の時より東京ドームの方が本塁打が出やすいと思う」とチームの貧打、長打力不足の救世主として期待を寄せた。高橋由伸監督は「4番」の有力候補に挙げている。

■チームに慣れてきた頃に…

 ただ、この助っ人の「優等生発言」をうのみにして信用していいものか。

「昨年、首脳陣に『休みたい』と主張してコーチを呆れさせたことがあります」と古巣の中日関係者がこう続ける。

「日本の常識では、下位に低迷しているチームの4番を任されている助っ人が『定期的に休ませて』と言っても、『はい、そうですか』とはならない。日本の球場は人工芝が多いので、下半身への負担が大きい。リフレッシュしながらやった方がいい結果が出るというのが本人の考え方。確かにそれはもっともだけど、最終的に借金20で5位だった中日は、そんなベテランのような起用はできないし、余裕もないと突っぱねていた。コワモテの森監督だから、首に縄をつけて何とか130試合に出場させられた一面はあるでしょう。でも、本人があっちが痛い、こっちが痛いと言い出したら、巨人の首脳陣は認めざるを得ないのではないか。チームに慣れてきた頃、『休暇』を訴えてくる可能性を頭に入れておいた方がいいですよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  3. 8

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  4. 9

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 10

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?