通訳なしで堂々 清宮の英語力にサイ・ヤング賞右腕も仰天

公開日: 更新日:

「清宮? 本当に英語が上手だね。僕は全部、話を聞きとることができたよ」

 清宮幸太郎(18=早実)についてこう話すのは、新助っ人右腕のニック・マルティネス(27=前レンジャーズ)だ。

 マルティネスが驚いたのは、清宮が自ら挨拶をしてきたどころか、通訳を介さず2人でコミュニケーションを取れたことだった。

「僕は背番号21のことを『スーパースター』と呼んでいる。『ハロー』と挨拶したのに始まり、彼は僕に『プロ入りはいつからですか? 高卒からですか、大卒からですか?』と質問してきた。特にそこで突っ込んだ話はしなかったけれどね。彼は大学進学も考えていたって? 彼の悩みがどんなものだったかまではわからないけど、アメリカでも高卒でプロに入る選手は少なくないし、彼ならやれるはず。何より僕は彼の姿勢を素晴らしいと思う。彼は僕以外の外国人選手にも声をかけたり、打ち解けようとしている。僕自身も、彼と同じように新しいチームメートとしっかりコミュニケーションを取りたいと思えたよ」

 前日は同じ施設内で自主トレ中のダイヤモンドバックスのエースでサイ・ヤング賞右腕のザック・グリンキー(34)と夢の対面を果たした。日本ハムの谷ヘッドトレーナーはかつてドジャースに籍を置き、当時、ドジャースにいたグリンキーと親しかった。その谷トレーナーがグリンキーのもとへ挨拶に行こうとした際、清宮が自らついてきたという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした