ダル移籍先はカブス 6年最大163億円の“ビッグ契約”で合意

公開日: 更新日:

 ドジャースからFAとなり、なかなか去就が決まらなかったダルビッシュ有投手(31)が、移籍先の最有力とみられていたカブスとの契約合意に達した。現地時間10日夜(日本時間11日早朝)、大リーグ公式サイトが報じた。契約内容は6年総額1億2600万ドル(約137億円)だが、出来高などを含めると最大で1億5000万ドル(約163億2000万円)に達する可能性があるという。

 最初に契約合意を報じたのは、著名なMLBリポーターであるケン・ローゼンタール氏で、ツイッターで関係者の話として明らかにした。それを受け、複数メディアが一斉に契約合意を報じた。

 報道によると、ダルビッシュは6年間で1億2600万ドルを保証されており、それプラス出来高払い。「サイ・ヤング賞」を複数回受賞するなどすれば、最大で1億5000万ドルを得る可能性があるとしている。今オフの契約で最高額、最長年数の契約だ。正式契約は、ダルビッシュが身体検査にパスしてからになる。

 ダルビッシュは15年に靱帯再建手術を受け、昨季はレンジャーズで開幕投手を務め、シーズン途中でドジャースに移籍。カブスとのナ・リーグのプレーオフでは第3戦で先発、七回途中まで投げて1失点の好投で勝ち投手になり、チーム29年ぶりのワールドシリーズ進出に貢献した。メジャー通算成績は131試合で56勝42敗、防御率3.42。

 カブスからは、15年サイ・ヤング賞の右腕ジェイク・アリエッタ投手(31)がFAになっており、柱となる投手獲得にアリエッタと再契約するか、ダルビッシュと契約するかで注目が集まっていたが、プレーオフで好投を見せつけられたダルビッシュを新戦力として選択した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」