OP戦初登板は古巣戦 元同僚相手にダルは気合いが空回り

公開日: 更新日:

 カブスに移籍したダルビッシュ有(32)が6日(日本時間7日)、ドジャース戦に登板。移籍後オープン戦初マウンドは2回を無安打、4三振ながら1失点だった。

 ダルは昨季の同僚相手に力んだのだろう。1番テイラーにいきなり四球。1死後、暴投と盗塁も絡んでピンチを招くと、再びワイルドピッチで先制点を献上した。その後、中軸から2者連続三振を奪ったが、立ち上がりの悪さは相変わらずだった。

 ダルにとって、ドジャースは昨年まで在籍した古巣であると同時に「因縁の相手」でもある。

 昨年のワールドシリーズで3戦目と7戦目の先発を任されながら、まさかの連続KO。いずれも1回3分の2しか持たず、6安打4失点、3安打5失点と火ダルマになった。特にチームの敗退を決めた7戦目の試合をいきなりぶち壊したこともあり、ロサンゼルスのメディアとファンは大激怒。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」からは「許しがたいことをしでかした」と、クソミソにこき下ろされた。

 カブス入団が決まった際、ドジャースのロバーツ監督に「あなたたちを倒すことを一番に考えている」と電話したことが報じられると、ネット上で「去年のワールドシリーズで(ドジャースを)倒したじゃないか」と、痛烈な皮肉を浴びせられる始末。結局、残留を希望しながら、契約を見送られた。

 そんな経緯があるだけに、ダルとしてはドジャースを叩きのめして、見返したいという思いがある。

▽ダルの話「真っすぐが良かった。打者も空振りしていましたし、力があったと思う。試合に投げられたことが良かった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  4. 4

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  5. 5

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  1. 6

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  2. 2

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪

  1. 6

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  2. 7

    悠仁さま「9.6成年式」…第1子出産の眞子さん、小室圭さんの里帰りだけでない“秋篠宮家の憂鬱”

  3. 8

    参政党議員「初登院」に漂った異様な雰囲気…さや氏「核武装」に対しゼロ回答で現場は大混乱

  4. 9

    ダルビッシュの根底にある不屈の反骨精神 “強いチームで勝ちたい大谷”との決定的な違い

  5. 10

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー