なでしこの“カンフル剤” 不発FW横山のゴールを待っている

公開日: 更新日:

【フォトジャーナリスト・早草紀子 アルガルベ杯現地特別リポート】

 ポルトガルで開催中のアルガルベ杯でグループリーグ3試合を戦った女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」。大量6失点を喫したオランダ戦の後に選手ミーティングで立て直しを図り、それからの2試合で“戦うべき道筋”を見つけた。

 高倉麻子監督は、立ち上げから<自由なプレー>を理想に掲げてきた。どこまで指揮官の理想を組み込めばいいのだろうか? どこまで選手は自分たちの判断を優先すればいいのだろうか?

 その線引きを明確にせず、彼女たちはポルトガルの地を踏んだ。いつか訪れる「決壊」だった。

 しかし、2試合目から選手たちの<徹底して前からボールに向かっていく守備>が動き出した。

 前線からファーストディフェンダーが無駄なく動く。すると他選手が空いたスペースを埋めようとして、必然的にコンビネーションが良化していった。この攻守の連動性こそが、なでしこのバロメーターとなるものだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々