親方衆は6連続休場に理解も 稀勢の里に年内引退の可能性

公開日: 更新日:

 貴乃花親方(元横綱)の例もある。現役時代の貴乃花といえば、絶大な人気を誇った「平成の大横綱」。しかし、右ヒザ半月板の大ケガで、01~02年に歴代最多の7場所連続休場を余儀なくされた。当初は寛容だったファンも、休場が続くにつれ日増しに「まだ出られないのか」という声が多くなり、協会には「引退させろ!」という苦情も寄せられたという。優勝22回の貴乃花ですらそうなのだから、いわんやたった2回の稀勢の里をや、だ。

 ある親方が言う。

「さすがに協会が最後通牒を突きつけることはないだろうが、稀勢の里の不甲斐なさを見せ続けられたファンが、どこまで我慢してくれるか。5月場所も休場となれば同情は減るだろうし、7月もとなればブーイングの嵐でしょう。そもそも、休場が続けば実戦離れも懸念される。角界では、『稀勢の里が勝てないのは、ケガよりも勝負勘が鈍っているから』という声も上がっています」

 稀勢の里は1月場所を途中休場した際、「次は覚悟を決める」と話している。もはや途中休場は出来ない横綱。年内に土俵を去る可能性も指摘されている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール