昨季チーム最多本塁打も2軍降格 阪神・中谷は何が足りない

公開日: 更新日:

 オープン戦の阪神打線は元気がなく、7本塁打は12球団ワースト2位。期待の新4番ロサリオ(29・ハンファ)もアーチはたった1本に終わった。

 ホームランといえば、昨季のチーム最多は中谷将大(25)の20本。自己最多の133試合に出場し、打点も61を叩きだした。7年目にして初めて規定打席にも到達。生え抜きの和製大砲誕生かと思われた。

 中谷は春季キャンプも第1クールはMVPに選ばれたが、オープン戦は快音が聞かれず、13試合、42打数6安打、6打点、6三振(打率.143)。11日の巨人戦で放ったヒットを最後に12打席無安打。19日に二軍行きとなった。

「金本監督は昨年、中谷は30本打てる力があると断言した。少々打てなくても我慢して起用するべきだ」という声の一方で、あるOBはこう言う。

「中谷の打撃は場当たり的で振り回すだけ。相手投手を研究して配球を読むとか、守備位置に応じて打つとか、1点勝負だから犠飛を狙うといった姿勢が見られない。オープン戦でもボール球ばかり振って、同じミスの繰り返し。6年間もくすぶっていたのは、要するに頭を使っていないからです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変