初日首位の永井花奈は“師匠の父親”がうまくいくケース

公開日: 更新日:

【ヤマハレディース 初日】

 11番パー3(146ヤード)でホールインワンを達成した永井花奈(20)が68で回り、初日首位に立った。

 女子プロには師匠が父親というケースが多く、永井もそうだ。だが、ゴルフのうまい父親はジュニア時代なら指導できても、プロになったら限界があると指摘する関係者は多い。しょせんアマチュアであり、師弟とはいえ親子なら甘えも出てくる。娘が成長して強くなれば父親に反発したり、父親のレッスンレベルを越えたらかみ合わなくなる。またスランプに陥ればプロの世界を経験していない父親には、立ち直らせるノウハウがないからだ。

 永井のアマ時代に試合でキャディーバッグを担いだ小野寺誠プロがこう話す。

「花奈ちゃんのお父さんの指導は昔も今も、ものすごく厳しい。ただ、ゴルフがうまい父親にありがちな自分のゴルフ理論を押し付けてストレスを与えることはない。本人に何が一番大事なのか、じっくり会話しながら気付かせるタイミングが絶妙です。花奈ちゃんもお父さんを信頼しており、強くなるためにもっと厳しくしてもらいたいと言うなど、師弟関係のバランスがものすごくいい」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁