サイ・ヤング賞右腕を攻略 2戦連発した大谷の止まらぬ勢い

公開日: 更新日:

 インディアンスのエースであるクルバーは昨季18勝(4敗)を挙げ、2度目のサイ・ヤング賞と最多勝に加え、最優秀防御率(2・25)を獲得したメジャーを代表する右腕だ。

 直球の最速は150キロながら、抜群の制球力(昨季は与四球36)と、多彩な変化球を武器に、メジャーの強打者を手玉に取っている。各球団の主砲相手にめっぽう強くエンゼルスの主砲プホルスを13打数無安打、トラウトを13打数2安打、首位打者3度のアストロズ・アルトゥーベを18打数4安打。大谷と同じ左の強打者も苦にせず、昨季ア・リーグ3位の41本塁打をマークしたレンジャーズ・ギャロを4打数無安打と完璧に封じ込めた。

 並み居るメジャーの強打者をきりきり舞いさせている好投手を初めての対戦であっさりと攻略。大谷の勢いはしばらく止まりそうにない。

 なお、大谷は8日(同9日)のアスレチックス戦(アナハイム)に、メジャー2試合目の登板予定。

▽大谷の話
「走者が二塁にいたし、ヒットでいいとコンパクトにいったつもりだったので、何とかフェンスを越えてくれてよかった。(クルバーは)やっぱりレベルの高い投手と感じた。僕の打席の(本塁打した)あの球は、たまたまの投げミスだったと思う。そこをしっかり打てたのはラッキーだった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  2. 7

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  3. 8

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

  4. 9

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝