インド人プロが初V アジアで取り残されるジリ貧日本ツアー

公開日: 更新日:

■10位以内に日本選手は4人だけ

 それにしても日本選手にはあきれるばかりだ。10位タイまでの13選手中、日本選手はたったの4人しかいない。

「無名選手でも、世界ランクが下位でもアジアンツアーには力のある選手がいるということです。アジアンツアーのコースは日本ツアーのように整備されていないため、技術が磨かれる。もちろん移動もタフ。さらに欧州ツアーや南アツアー、豪州ツアーとも積極的に共催大会を開催しており世界に羽ばたくルートが多く、もまれている。日本ツアーのようにガラパゴス化しているのと大違い、精神的にもタフなのです。ガンジーは最終18番でガードバンカーからの3打目をピンそばにつけてバーディーを奪い、混戦だった優勝争いを制した。勝つゴルフに徹しており、14年ぶりの勝利だというのが信じられないぐらいです」(評論家の宮崎紘一氏)

 ちなみにガンジーの昨年のアジアンツアー獲得賞金は5万1901ドル(約555万円・60位)。一番稼いだ16年でも18万8834ドル(約2020万円・17位)だった。日本ツアーはおいしいと感じているはずだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  3. 3

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 4

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  5. 5

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  1. 6

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  2. 7

    高市早苗氏は大焦り? コバホークこと小林鷹之氏が総裁選出馬に出馬意向で自民保守陣営は“分裂”不可避

  3. 8

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった

  4. 9

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 10

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督