痛恨の緊急降板…松坂のローテ入りは森監督の進退に影響も

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 大事には至らないようだ。中日松坂大輔(37)が13日、移籍後初めてナゴヤドーム以外の球場(東京ドーム)での巨人戦に登板。三回途中、41球で右ふくらはぎに強い張りを訴え、緊急降板した。

 最初から怪しかった。初回、坂本勇に左前打され、2年目の吉川尚にプロ初本塁打となる2ランを浴びた。わずか3球で2失点。三回1死二塁から阿部を四球で歩かせた後に右足をかばうしぐさを見せた。治療のためダッグアウトへ下がり、そのまま笠原に交代した。

 移籍後4試合目で最短となる2回3分の1での降板。4失点も移籍後ワーストとなった。今季はここまで3試合に先発。いずれも5イニング以上を投げ、この日は中12日だった。内容次第では先発ローテーション入りの可能性もある大事な登板で痛恨のアクシデント。

 さる球界関係者がこう言う。

「次に中6日で向かうため、内容が良くても90~100球がメドになっていた。松坂は球数が多い投手だけに、5回がいいところでしょう。ただ、これを続けられては、中継ぎ陣の負担は増す。現ローテにはガルシアとマルティネスの助っ人2人が入っている。さらに特別枠のような松坂が入ることで、くすぶっている二軍の若手の不満が爆発する可能性があった。例えば期待の有望株で2013年ドラ1の鈴木翔。エースの大野雄も二軍で投げている。松坂のローテ入りは、関係者の間でも賛否両論あるんです」

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