好調岡本にも影響か 巨人ゲレーロ死球の後の不吉なデータ

公開日: 更新日:

 巨人アレックス・ゲレーロ(31)の状態が心配されている。13日の中日戦で右手首に近い小指寄りの側面部分に死球を受けて苦悶の表情。そのまま途中交代となった。試合後に「今のところ骨折はしていないが、バットを握れても衝撃に耐えられるかは、やってみないと分からない」と今日15日以降の出場について語っていた。

 ただし、この助っ人、死球後に不吉なデータがある。

 1日の広島戦で2連続死球を食らった後、10打席無安打と打てなくなった。前の試合まで・323だった打率は・300まで降下。踏み込めない、痛みに弱い、モチベーションが下がるなどの要因が挙げられる。

 リーグ最多タイの15個の死球を受けた中日時代の昨年7月26日にも、今回の箇所に近い右手に食らって打撲。翌日の試合を欠場している。月間打率を見ると、7月は・309だったものが、死球直後から大きく調子を落とし、8月は・247。9、10月には・316と立て直している。古巣の中日関係者が言う。

「昨年のその死球以降は、シーズンが終了するまで痛みを抱えながらプレーしていた。直後の8月の低打率は明らかに死球の影響。本人もそれが分かっているから、『次に死球になった時は気をつけた方がいい』などと、マスコミを通じて相手投手を脅すようなコメントを発したこともある。弱点でもある内角を攻められるのが大嫌い。死球にナーバスになるのは、そういうことなのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因