巨人由伸監督は慎重も 岡本を「今すぐ4番に」とOBが進言

公開日: 更新日:

 地位が人をつくり、環境が人を育てる――球界の名将、野村克也氏が好んで使う言葉だ。

「まったくその通り。由伸監督がためらっている理由が分からない」

 巨人OBの評論家、高橋善正氏がそう言うのはもちろん、高卒4年目にしてついに本格化し始めた岡本和真(21)のことである。「今すぐにでも4番にすべきですよ」とこう続けるのである。

「期待先行だった過去3年と違いスイングの迫力からして違う。これまでは、結果を求める余りフルスイングするのを恐れている印象もあったが、右の軸足にしっかりとタメができ、自分のポイントまでボールを呼び込んで強く叩けている。外の変化球に泳がされることも減って、安定感も出てきた。まだ開幕1カ月とはいえ、この成績はフロックではないでしょう。4番としての責任を背負わせることでさらに成長するはずです」

 5番・一塁で先発出場した25日の中日戦で2ランを含む3打点を叩き出した岡本の打点はこれで「21」。リーグトップに立っている。打率も.329、5本塁打。それでも高橋由伸監督は23日に「岡本の4番? あるともないとも言わない。結果を残せば? それはそうだよ」と慎重な構えを崩していないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋