秋吉翔太が初Vで全英切符 武器の“低弾道”ショットに高評価

公開日: 更新日:

【ミズノオープン 最終日】

 メジャーの全英オープン予選会を兼ねた本大会を制したのは、3打差6位タイ発進の秋吉翔太(27)。最終日は最終組から2組前でプレーして5バーディー、3ボギーの70で回り通算1アンダーでホールアウト。ただひとり4日間アンダーパーをマークして、ツアー初優勝を果たした。

 秋吉は全米オープンの予選会でもトップ通過しており、これで今季メジャー2大会のキップを獲得した。

「今の日本人選手の弱点がもろに出た試合だった」と現地で取材した評論家の菅野徳雄氏がこう指摘する。

「練習場で秋吉のスイングを見たらフラットなスイングで低くインサイドにクラブを振り抜いていた。会場は鹿島灘からの強い風が吹いており、本人は特に意識していないようだったが低い弾道は風に影響されずに効果的だった。

■風にもろい“高弾道至上主義”

 ところが多くのプロはドライバーもアイアンも高弾道ボールで距離を稼ぐスタイルで、風が吹いた時に球を上げたらどうなるかを考えていない。ただひたすら天井にぶつけるようにヘッドをボールにたたきつけているから風の中ではもろい。距離の長いタフなコースでコンディションが悪くなるとスコアを崩すだけで、これまでのプレースタイルではまったく通用しないことがよくわかります」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」