宿敵ドイツ敗退も…ネイマール完全復調に世界のファン安堵

公開日: 更新日:

 味方からパスが送られると軸足の左足の裏側へ(交差するように)右足を出し、インサイドで絶妙トラップを見せつけてスタンドからヤンヤの喝采を浴びれば、プレーが止まるたびにブラジル応援団席に向かって両手をグイッと上げて歓声を要求したりと、その一挙手一投足がスタンドの興奮を呼び起こし、それがセルビア選手へのプレッシャーとなっていった。

 セルビアの攻撃が一段落した後半23分だ。

 ブラジル左CKをネイマールがキック。狙いすましたボールがニアサイドに飛び、これをパリサンジェルマンのチームメートであるDFチアゴシウバ(33)が強烈ヘディング一発。息の合ったコンビプレーで点差を2に広げ、セルビア選手は意気消沈。1点を返す元気もなくなった。 

■「チームの総合力がアップ」

 ロシアで取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が言う。

「主力が欧州主要リーグでプレーしているセルビアは、決して侮れない相手なので<まずは失点しないこと>を前提にブラジルは慎重に試合を進めていった。ネイマールは試合を重ねるごとに調子を上げ、それが周囲の選手にも好影響を与え、結果としてチームの総合力をアップさせることにつながっている。この日は前回チャンピオンのドイツが1次リーグで姿を消したが、大会を盛り下げないためにもネイマールの復調は、ファンにとっても非常に喜ばしいことだと思います」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所