劇的逆転で突破も…アルゼンチンが露呈した決勝Tへの不安

公開日: 更新日:

 崖っぷちのアルゼンチンが、終了間際の超絶ボレーシュートで1次リーグD組の突破を決めた。

 1分け1敗でナイジェリア戦に臨んだアルゼンチン(日本時間27日午前3時キックオフ)。決勝トーナメントに進むには「勝って勝ち点3」が必須条件。序盤から攻勢をかけ、前半14分にエースFWメッシ(30=バルセロナ)が、天下一品のシュートを決めてみせた。

 相手ゴール前で自陣左サイド後方からのミドルパスを左足太ももでトラップ。ボールの勢いを完全に殺した後、ボールがピッチに落ちる前に左足の甲で「相手DFの足が届かない」場所に置いてドリブル。そして「利き足ではない」右足を振り抜くと左サイドネットにズバッと突き刺した。

 前半は「堅く守って中盤でしっかりとボールを保持してメッシの得点力を生かす――というゲームプラン通りの戦い方だった」(ドイツサッカー協会公認S級コーチの鈴木良平氏)が、後半4分にMFマスケラーノ(34=河北華夏)がPKを献上。1―1の同点に追いつかれるとアルゼンチン選手は浮足立って攻守のバランスを崩し、ナイジェリアに攻め込まれるシーンが増えていった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動