ベンチ温めたポーランド戦後 本田圭佑“監督目線”で独演会

公開日: 更新日:

「結果が大事。予選通過が目的だった。出ていた選手には少し酷な部分もあるけど、非常にポジティブな結果だった」

 そうポーランド戦を総括したのは本田圭佑(32=パチューカ)だ。

 ブーイングの余韻が残る試合会場で、本田は「西野さんはリスクを取りにいった。個人的には、素晴らしい采配だったと思う。僕が監督でも、この采配はできなかった。結果がすべて。西野さんはすごい」と指揮官を大絶賛。ポーランド戦前、自身がメンバーの変更に言及した通り、監督がスタメン6人替え。これも「査定アップ」に反映されたようだ。

 もっとも、本田としては「自分をスタメンに入れろ」という意味だったはず。1次リーグ2試合とも後半途中からの出場。この日は96分間、ベンチを温め続けた。

 その不満からか、「サッカーはエンターテインメント。結果主義ではダメだと僕はずっと思っている。結果を出さないと誰もオレの発言を聞いてくれないので、結果だけを追い求めているけど、本当はダメ。いいサッカーをしてナンボ」と前言を翻し、真逆のサッカー美学について独演。

 監督目線の男は決勝トーナメントでどんな采配を見せるのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋