41年ぶりメジャーV挑む 畑岡奈紗“ピョンピョン打法”の効果

公開日: 更新日:

 方向性もよくなりフェアウエーキープ率は昨季の60.70%(150位)から69.23%(92位)に改善。そしてパーオン率は60.66%(152位)から71.38%(35位)と格段にショット精度が向上しているのだ。

■スイング中の安定感につながる

 畑岡のプレショットルーティンは、ドライバーもアイアンもアドレスに入る前にボール後方から目標を見ながらピョンピョンと2、3回跳びはねる。

 これは意識的に重心を下げる効果があり、スイング中の安定感につながる。畑岡のスイングは高いトップからの切り返しで少し上体が沈み込んで、インパクト直前に左膝を力強くジャンプさせることで急激に上体が伸び上がりヘッドスピードアップにつなげている。

 パワーをフルに出し切るためには下半身を安定させるピョンピョンが不可欠なのだ。

 今週は「1日に3つ、4つ伸ばせたらいいポジションにつける」と目標に掲げて、大会初日は最低限のノルマをクリアした。

 レギュラーでメジャータイトルを獲得した日本人選手は1977年全米女子プロの樋口久子ただひとり。41年ぶりの偉業に畑岡が挑むことになる。

 日本勢は上原彩子はイーブンパー、横峯さくらは1オーバー、野村敏京は3オーバー。ホールアウトした選手ではパク・ソンヒョン韓国)が6アンダーでトップにつけている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」