早くも“救世主”扱い 巨人ヤングマンの課題をOB投手が指摘

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「初先発を非常に楽しみにしていた。チームの勝利に貢献できてうれしい」

 1日の中日戦で8回3安打無失点と好投、来日初先発初勝利を挙げた巨人のヤングマン(28=ブルワーズ3A)が笑顔で喜んだ。

 198センチの長身かつ長い右腕から繰り出されるストレートとカーブを中心に中日打線を手玉に取った。外国人枠の関係で開幕から二軍暮らしが続いたが、その二軍では12試合で7勝2敗、防御率1・43。不調のカミネロと入れ替わる形で一軍昇格するや、満点投球で応えた。巨人は先発投手陣の台所事情が苦しい。勝ちが計算できるのは菅野くらいしかおらず、周囲は早くもこの右腕を「救世主」扱いしている。これからも期待していいのか。

 この日、テレビ解説していた落合博満氏は、投球自体を評価する一方で、「ひとつだけ言うと、変化球は全部(腕が)緩んじゃう。そこを打者が見られるかどうか」と指摘していた。

 評論家の高橋善正氏は、「きょうのような投球ができれば、巨人としては大いに助かるのですが……」と言いつつも、こう続ける。

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