金足農フィーバーで集まった「寄付金1.9億円」の使い道は

公開日: 更新日:

 つまり、使う目的を間違えなければセーフというワケ。一方、教頭が迷っていた税金はかからないのか。

「寄付金が特定の団体や個人に帰属するなら贈与税が発生するでしょう。しかし、学校や同好会などに寄付されたお金で贈与税が発生したケースを聞いたことがありません」(落合洋司氏)

 県大会から甲子園決勝まで、1517球を投げた鉄腕に報い、エースの吉田輝星投手に、余った寄付金を「全額、渡してやれ!」との声が出ても不思議じゃない。

「政治団体を通じて寄付金をもらう政治家と同じで、車や家の購入など寄付金を私的に使ったら、返還を求められてしまいます」(落合洋司氏)

 いまや、日本で一番注目を浴びる高校生となった金足農ナインは、日本で一番の寄付を集める猛者でもある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか