大坂なおみラケット 「市販品」でメーカー“お詫び”は正解

公開日: 更新日:

 祝賀ムードに水を差す一件だ。

 ヨネックスは14日、全米オープンで優勝した大坂なおみが使用しているラケットについて、「ほぼ市販品」とした説明が事実と相違していたとしてお詫びし、訂正した。

 マスコミ各社に送った文書には、大坂と契約を締結した14年から使用しているラケットは、大坂の要望に応じ、フレーム重量平均312グラム、バランスポイント308ミリにした。この数値は販売している商品との差がともに約2%だったことから「ほぼ市販品」と答えていたそうだが、「同選手の要望に合わせて調整を施しており、結果、現在販売している商品とはラケットの形状やグロメットも厳密には異なっております」と、市販品と100%同じではないとした。

 ちなみに、ガットは市販品と同一だということだが、そもそも世界で戦うプロが市販品のラケットでプレーしているはずがない。選手の個々の要望に合わせて手を加えるのは当たり前だ。

 例えば、ゴルフクラブもそうだ。メーカーと契約している著名なツアープロたちは、「10ヤード飛距離が伸びた」「このアイアンは飛んで曲がらない」と、アマが飛びつきそうな宣伝文句を並べる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」