同じ愚を繰り返し黒星…稀勢の里に足りないのは技術だけか

公開日: 更新日:

「ニワトリは三歩歩くと忘れる」じゃあるまいに……。

 幸先の悪い黒星発進となったのが、横綱稀勢の里(32)だ。立ち合いで張り手を繰り出すも、押し相撲を主体とする貴景勝の勢いは止まらない。片や組みたくない貴景勝、片やぶつかってから組みたい和製横綱は、何度も激しくぶつかり合った。最後は稀勢の里が前に出たところを貴景勝がはたき込み。潰れたカエルさながらに、土俵に腹ばいにされた。

「立ち合いで張られたので、気持ちでは負けないようにと」

 とは貴景勝の弁。それにしても情けないのが、稀勢の里の負け方だ。

 この日の取組は、途中までは9月場所の焼き直し。当時は稀勢の里が勝ったものの、「ぶつかり合い」と「引き技で体勢を崩された」ことは共通している。

 しかも、今回の貴景勝は何度もはたきを見せていた。それでも稀勢の里のアタマからは先場所の相撲などすっぽり抜け落ちていたのか、同じ愚を繰り返す始末。かねて稀勢の里は「パワーはともかく、相撲技術はつたない」と言われていたが、これでは技術うんぬん以前の話だろう。

 解説を務めた北の富士氏が「貴景勝の方が相手をよく見ていたね」と話したのも当然か。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意