全勝Vから一夜明け“白鵬節”全開 稀勢の里を格下扱いの称賛

公開日: 更新日:

 褒め殺しとは、まさにこのことだ。

 24日、横綱白鵬(33)が優勝から一夜明け会見。今場所は全勝優勝を果たし、昨年11月場所以来となる今年初の賜杯も抱いた。

「(昨晩は)気持ちよく寝られた。自分にご褒美をあげたい」

 と、笑顔を見せた横綱。しかし、上機嫌なのは久々に優勝したからだけではあるまい。白鵬は会見中、やたらと稀勢の里(32)を称賛した。

「8場所(連続休場)は私には想像できない。見事な2ケタ勝利」

「立派な横綱。(横綱として)もっと引っ張ってほしい」

 さらに、「あまり私は『楽しみ』という言葉は使わないが、来場所も(稀勢の里と)対戦できることにはそう感じる」ときた。

 8場所連続休場は普通に考えれば不名誉極まりない記録。いかに長期休場明けとはいえ、横綱が10勝止まりだったことも決して褒められたものではない。にもかかわらず、まるで大人が子供に見せるかのように、白鵬は寛容な言葉で褒めたたえていたのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲