羽生結弦の右足首「本当の症状」 専門家はどう見ているか

公開日: 更新日:

「GPファイナルにはギリギリ間に合うかもしれませんが……」とは、メディカルトリート代々木治療室の若月順院長。

「羽生選手は関節が緩み、靱帯が損傷しているため、いわゆる『捻挫グセ』がついた状態だと思われます。今後、捻挫するたびに靱帯が損傷し続けるかどうか、なんとも言えないところです。手術するまでの状況ではないのでしょうが、競技を続けるためには足首の筋肉を鍛え、それでカバーするしかありません。痛みが引くまでに2~3週間、それから筋肉を再形成するには、3カ月はかかると思います。だから、筋肉が戻っていない状態で滑るとさらなる大ケガのリスクもある。羽生選手がGPファイナルにすべてをかけるというなら誰も止めないでしょうけど、もし4年後の北京五輪で大会3連覇を目指すなら、今回は無理をする必要はないと思います」

 メジャーで活躍する大谷翔平(エンゼルス)ら、捻挫グセに悩まされるスポーツ選手は少なくない。無理は禁物だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」