2対2のトレード成立 日ハムとヤクルト得するのはどっち?

公開日: 更新日:

 11日、日本ハムヤクルトで2対2のトレードが成立したことが発表された。

 日ハムは16年に10勝2敗1ホールド、防御率2.38で新人王を獲得した高梨裕稔(27)と高卒4年目の若手内野手・太田賢吾(21)を放出し、ヤクルトから中継ぎ、抑えとして5年間で283試合に登板し、17年WBCに出場した秋吉亮(29)と、6年目で遊撃をメインに内野の複数ポジションをこなす谷内亮太(27)を獲得する。

 中継ぎと二遊間が守れる内野手が欲しかった日ハムと、先発と若手内野手を求めたヤクルトとの間で思惑が一致した。

 日ハムは、オリックスを自由契約になった金子弌大を獲得。先発型の助っ人投手の調査を継続しつつ、ブルペン強化も模索。ヤクルトは小川、ブキャナンに続く先発陣が手薄だった。太田と谷内に関しては、日ハムは遊撃レギュラーである中島を除けば、二塁と遊撃の両方を守れる野手は、大卒2年目の石井一と高卒1年目の難波くらい。ここに谷内が割って入れると踏んだようだ。

 一方のヤクルトは二塁に山田哲がドッカリ座り、遊撃は西浦がレギュラーに定着。三塁には川端、大引のベテランがいる。彼らの背中を追う広岡、奥村、村上、宮本らの若手にとって、21歳の太田の加入は刺激になるだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々